コラム

賃上げ時代を生き抜く「損益分岐点」の再定義

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人件費投資は「攻めの経営判断」か、それとも「リスク」か。
4月を迎え、初任給の引き上げやベースアップに踏み切った経営者の方も多いのではないでしょうか。昨今の採用競争力の維持や、加速する物価高への対応として、人件費への投資はもはや避けて通れない「攻めの経営判断」と言えます。社員の生活を守り、モチベーションを高めることは、組織の活力を生む原動力となります。しかし、数字の専門家の視点からあえて厳しい現実を申し上げれば、この決断は同時に経営の難易度を劇的に上げたことを意味します。決算書という過去の経営成績の通知表を見て安心している時間は、もうありません。これまで通りの経営を続けていれば、増えた固定費によって利益は確実に、そして静かに溶けていくからです。

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黒字倒産を防ぐ!投資の成否を預金残高で示す未来予想の力

税務

「新しい設備を導入すれば売上は上がるはずだ」「今こそ2店舗目を出したい」。経営者として、成長のための投資は避けて通れない道です。しかし、いざ実行しようとすると「もし失敗したら資金がショートするのではないか」という漠然とした恐怖が頭をよぎり、決断を先延ばしにしてしまう...。
実は、この「恐怖」の正体は、現在の会計が未来の姿を映していないことにあります。帳簿上の利益ではなく、将来の「預金残高」を予測できていないことが不安を生んでいるのです。今回は、不安定な経済環境下で、黒字倒産を回避し、根拠を持って攻めるための「未来予想」の考え方をお伝えします。

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家賃を「経費」に!役員社宅で実現する節税戦略

税務

なぜ「役員社宅」が有効な節税対策と言われるのか?
経営者の皆様、自宅の家賃を“個人の手取り”から支払っていないでしょうか。実は、法人が契約した物件を「役員社宅」として利用することによって、家賃の大部分を会社の経費に算入することが可能になります。これだけで、法人および個人の双方でキャッシュフローの改善が見込めます。
今回は、意外と知られていない「役員社宅」という強力な節税対策の仕組みについて解説していきます。

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外国人取引の盲点:居住性判定が左右する「源泉徴収」と「消費税」の分水嶺

税務

グローバル化が加速する現代のビジネス環境において、海外のデザイナー、ライター、プログラマーへの業務委託や、外国籍役員の招聘、あるいは海外顧客へのサービス提供は、もはや日常的な光景となりました。
ここで多くの経営者が陥りがちな罠が、「相手が外国人(あるいは海外在住)なら、日本の源泉徴収や消費税は関係ない」という思い込みです。しかし、日本の税制における「居住性」の判定は、単なる国籍や現在の所在地だけで決まるものではありません。この判定を誤れば、支払側は多額の追徴課税を課され、受取側は手取り額が激変するという、極めて深刻な「地雷」を踏むことになります。

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税務

2026年度税制改正大綱において、これまで企業の賃上げを強力に後押ししてきた「賃上げ促進税制」の抜本的な見直しが示されました。

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